信仰と金融が交差する──十字軍時代の希少オボル銀貨と現代の戦争ビジネス構造

02中世

十字軍時代後期、フランス南部プロヴァンス地方で発行されたレーモン・ヴェランジェ4世の希少オボル銀貨。王冠と十字架が刻まれたこの小さな銀貨には、宗教戦争の裏で動く金融と軍需の構造が凝縮されています。千年前の「信仰と正義の戦争」が、なぜ今も形を変えて繰り返されるのか──歴史と現代をつなぐ視点で深掘りします。


在庫有

十字軍時代の庶民向けオボル銀貨とは

十字軍時代の希少コイン 《信仰と命が、金融と軍需で資本家を潤す──十字軍と現代》

ライオンと剣が叫ぶ時──「信仰の戦争」がまた始まった。イスラエルがガザを爆撃し、イランは報復を誓う。これはただの国家間衝突じゃない。今、皮肉にも千年前と同じ“構造”が…… 【正義のための宗教戦争〜操縦される信仰心】についてのお話です。

まず、コインの紹介。いきなり中世フランスのものが出てきました

十字軍時代後期、フランス南部プロヴァンス地方でトゥールーズ伯レーモン・ヴェランジェ4世が発行した「庶民向けオボル銀貨」。

戦費・信仰課税・借金・再建の狭間にあった激動期のデザイン! [表面: 王の肖像]

王冠の人物=世俗の王としての存在意義 [裏面: 十字モチーフ]

大きな十字架モチーフ=十字軍の象徴

何が買えた? ・庶民向けのワイン1杯 ・パン1-2斤 ・傭兵の日給の5分の1 ▶︎庶民にとっての少額貨幣

レーモン・ヴェランジェ4世の背景と十字軍の資金構造

レーモン伯ってどんな人か? ・十字軍に貢献した信仰ガチ勢の諸侯 ・ローマ・カトリックにめちゃ忠誠を誓う ・地中海沿岸に十字軍国家の土台を作った

このコインの時代背景は……? 信仰心というエネルギーをベースに、金融システムが回っていた。信仰心や正義感は、“戦争を使った金儲けの操縦レバー”としては超優秀な資源だった!

信仰と金融が結びつく戦争ビジネスのテンプレート

貴族たちは十字軍の影響で疲弊

経済はインフレに(銀貨純度の変動も激しい)

教皇の影響が強まってく!

聖職者や商人(ユダヤ人)から借金したり、領地を抵当に入れながら十字軍遠征!王族貴族は首が回らなくなってくる…

【信仰ガチ勢・レーモン王のジレンマ】 十字軍への忠誠はある。けど傭兵にはカネ掛かりすぎる。教会による貨幣信用は欲しい。 「教会への忠誠を保ちつつ、完全には服従しないぞ」というバランスを保ちたい……

そこで生まれたのがこのコイン。 同年代のオボル銀貨、ほとんどが両面ともに《カトリックモチーフ(司教帽や両面十字)》なので、王冠肖像は

ヌミスタにも載ってないレア意匠

…… 信仰戦争は繰り返す〜千年前のテンプレを見よ〜 「十字軍」は、信仰への試金石を装置として、商人が儲けた戦争だった

①教皇が呼びかけ ②貴族(&傭兵)と農民が出征 ③武器・船をヴェネツィアやロンバルディアのユダヤ人両替商が提供 ④足りない資金を貸し付ける ……正義と信仰心を懸けた命のやりとりの裏で、通貨と覇権が回る、おいしい構図が爆誕していたというわけ

ちなみに、このときの《金貸し両替商たちが銀行の原型を作った》のです↓


戦場の背後にいる兵器企業

21世紀の今も。 戦場に立つのは、国家のため正義のためと信じる人々。その背後で兵器を供給し、爆撃後に株価を上げているのは誰か?

例えばこんな企業
Lockheed Martin(米)
Elbit Systems(イスラエル)
Rostec(ロシア)
CASC(中国)

株価を動かす大手投資家の存在

そして彼らを保有するのは: BlackRock、Vanguard、Rothschild… 《信仰心が一部のステークホルダーに操縦される》

歴史を学ぶことで見える構図の本質

この構図を終わらせるのは、 深掘りして歴史から学ぶこと……なのかも! 歴史とコインの奥深いストーリー、いつも楽しい、お付き合いいただきありがとうございました♡︎ 今日もアメヤバ週末スタッフのあやかがお届けしました

土日は店頭でお待ちしています

この記事の要約ポイント3つ

  1. 十字軍時代後期の希少オボル銀貨は、王権と十字軍の象徴を併せ持つ珍しいデザイン
  2. 信仰心は戦争資金調達の強力なエンジンであり、金融と軍需が結びつく構造を生んだ
  3. 現代も同じ構造が続き、軍需産業と金融資本が戦争を利益化している

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