発行時期をたどると、歴史の裏に潜む事件や謀略の“動かぬ証拠”になっているコインがあります。
1960年発行のエジプト・アル=アズハル1000年記念1ポンド銀貨は、一見すると普通の記念貨幣。
しかし、その発行タイミングとデザインに込められた意図を読み解くと、ナセル大統領の不審死と、その後の中東秩序の変化が見えてきます。
レア美品!大物の”不審死の直後”に発行【刻まれたクーデター】謀略の1ポンド銀貨
発行時期を調べてると、その1枚が思わぬ事件や謀略の隠しきれない証拠になっている…
今日もそんなコインをご紹介。
《怪談より怖い、ゾクッとする真実》を伝える1枚です。
質もいいし、売りたくないよー笑
アル=アズハル1000年記念1ポンド銀貨とは
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1960年 エジプト
アル=アズハル1000年記念
1ポンド╱100ピアストル銀貨
.720 25g (流通貨幣)
『沈む太陽とアル=アズハル・モスク』
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ハイ、一見普通の「イスラム圏のコイン」
でもこれが出されたタイミングが問題なの
発行タイミングが示す“事前準備”の可能性
↓実は↓
【不審すぎる銀貨】 1970.9.28ナセル大統領が心臓発作で突然


その直後、なぜか記念銀貨が爆速で発行
▶︎普通なら数か月〜数年後かかる企画と鋳造。 技術と時代を考えても、タイミング変じゃない??
▶︎没後すぐに「金属・肖像・記念文言」が揃った銀貨を即時に発行できたのなら……
→「事前に準備していた」と考える方が自然!
つまりこのコインこそ【歴史的謀略の証左】になる1枚!貨幣ヲタの我々の目はごまかせないぞ
デザインに込められた二重の太陽の意味
デザインは「夕日にも朝日にも見える太陽」
→コイン界隈なら誰もが知るように《太陽モチーフ=権威》
しかもエジプトにとって太陽は古代からの特別なメタファー。
╱
沈む太陽に「ナセル体制の終わり」
昇る太陽に「信仰国家の始まり」を演出。
【二重の太陽】が傑作のWミーニングになってるんです
╲
単なる追悼じゃなく「暗殺クーデター&路線変更」の動かぬ証拠となる1枚!
そうしてエジプトは乗っ取られた……
ナセル大統領と汎アラブ主義の終焉
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汎アラブ主義の星だったナセル?
「アラブ人は一つの民族、国境も宗派も超えて団結を」として、
反西欧・反帝国・反イスラエルで中東の未来を自分たちの手に…
という理想を掲げてた、愛国系リーダー。
↓
排除後に“中東新秩序”が成立した
・「アラブ独立」の夢は空洞化
・サウジ中心のペトロダラー秩序が完成
・イスラム原理主義が再び実権
・米国が「イスラエル+湾岸国家+親米エジプト」の
三角軸で中東支配モデル完成
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誰が得をしたのか?関係勢力の思惑
だれ?犯人を追え!
①副大統領のサダト政権╱国内イスラム原理派たち(サウジ・ムスリム同胞団)
▶︎エジプトはここから急速なイスラム回帰
② アメリカ(イスラエル・サウジ・イラン・米英軍需産業)
▶︎ ナセルは反イスラエル+反帝国主義な反骨者。石油利権を狙うアメリカにとって『汎アラブ主義』のナセルは目の上のタンコブだった
③ ソ連(軍、KGB)
▶︎ 地中海・紅海の軍港とルート確保。ナセルは親ソに見えるが”戦略的な距離感”がうまい。
KGBはナセルの後継に完全従属型のリーダーを立てたかった。死後、ソ連は紅海沿岸に軍港確保を進めた
④ イギリス(王族・金融資本、MI6)
▶︎ スエズ国有化(1956)でナセルに面目潰されたままの英国。死後は運河も再び“国際的共存”管理へ
色々な思惑が絡まった”急遽の不審死”!ちなみにナセルは、死の2ヶ月前に心臓手術(ソ連の医師団)を受けた後、急に体調が悪化したらしい
…… ……おっと誰か来たようだ
今日もコインのミステリーが面白い!!
お店は7/10から通常営業です。 歴史を語る希少な1枚に出会いにきてね
この記事の要約ポイント3つ
- 1960年エジプト発行の1ポンド銀貨が、ナセル大統領急死直後に異例のスピードで登場
- 太陽モチーフは「沈む太陽=ナセル体制の終わり」と「昇る太陽=新体制の始まり」を示す二重の意味
- 発行タイミングとデザインから、暗殺説や中東新秩序の形成との関連が浮かび上がる
引用元
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