ビール、ワッフル、チョコレート──「美味しい国」ベルギー。しかし、その華やかなイメージの裏には、世界史屈指の“変態王”による暗黒の植民地支配が隠されています。1873年発行の5フラン銀貨(レオポルド2世)は、一見、慈愛と威厳をたたえた横顔ですが、そこに刻まれているのは、コンゴ自由国を私有地化し数百万人の命を奪った帝国の記憶。今回は、この1枚のコインが秘める「手首で記録された帝国の収益」の真実に迫ります。
変態王を眺め統治に思いを馳せる
【手首を集めてコンゴを私領化したベルギー王レオポルド2世】 ビールにワッフル、チョコレート
美味しいものが浮かんでくるベルギーですが コインネキの私から見ると「支配への執着が変態的な国なんだよなぁ…」って思います
レオポルド2世とコンゴ自由国──私有地化された地獄
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ベルギー 1873年 5フラン銀貨
レオポルド2世 スモールヘッド
.900 25g
「L’Union fait la force(団結は力なり)」
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慈愛のような眼差し、威厳のあるややハプ顔(顎)の君主……ですが、
とんでもない変態なんです彼。奴隷の手首を集めさせてたんです!!
「団結は力なり」の裏に潜む冷酷な現実
「コンゴを私領化した”植民地時代の顔”」 それが、このコインの正体。。
というのもこの王、”個人的”に23年間もコンゴ自由国を支配して、強制労働でゴム、象牙、鉱物などを搾取当時の死者は800万〜1,000万人とも
(当時の人口の約半数)
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ゴム収穫ノルマ“Red Rubber”体制?
村ごとに「月〇kgのゴムを出せ」と強制労働。
赤ちゃん含めた家族が人質にされていて
【収量ノルマに満たないと本人や家族の手首や足を切断】
逃げたら焼き討ち、反抗すれば殺害。
それを命令してたのが、レオポルド2世。
……もう、それはそれは、当時の現地人にしたら
「生きてても地獄、逃げでも地獄」
そんなことが、この王ひとりのために行われていた
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1枚のコインが物語る支配と搾取の記憶
もう一度、コインに戻りますよ 表には「慈愛と威厳に満ちた表情」 裏には「団結は力なり(圧)」
このメッセージが、何か別のものに見えてきませんか? そう。
「手首で記録された帝国の収益報告書」のメタファーとして……
それで今、何食わぬ顔して、EUの本部を 抱え込んでる国だからね?? ⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆
ちなみに「手首王」レオポルドは、自らのジェノサイドについて一切の謝罪も反省もせず。
ヒーロー扱いで、国葬までされた。
(さらにベルギー王がコンゴに対して「深い遺憾の意」を初めて示したのは2020年前のこと←謝罪ではないし責任もとらないやつ)
╱
「殺された者は数えられたが、謝った者はいなかった。」
──コンゴ自由国の記憶と、謝罪なき帝国
╲
けどこれきっと、ベルギーだけじゃない。
アナタが高値で取引しているコインコレクション。その肖像たちは、どんな冷徹な変態ですか……?
その1枚には『どんな支配、どんな声』が詰まっていますか?
……って、あー!こんな読み方してる私がいちばん激ヤバ変態かもですね
こちらのコインは7/10以降に店頭へ。
見つけたら 『あ!手首王』って声をかけて手に取って、
まじまじと虐めて…じゃなかった、眺めてあげてくださいね
……もちろん連れて帰るもヨシ
1枚のコインから、歴史のミステリーにアブダクション
次はどんな激レアコインに出逢えるかお楽しみに
この記事の要約ポイント3つ
- レオポルド2世は23年間、コンゴ自由国を“私有地”として支配し、ゴム・象牙・鉱物を強制労働で搾取
- 死者数は800万〜1,000万人とも言われ、ノルマ未達者には手首・足の切断など残虐行為を命令
- 1873年の5フラン銀貨は、慈愛ある横顔と「団結は力なり」の言葉が刻まれるが、その裏には謝罪なき帝国の歴史が隠されている
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