1602年 ブラバント公国 イザベル&アルブレヒト金貨 ─ 八十年戦争下の“面従腹背”コイン

02中世

こんにちは😇
アメ横のヤバいコイン屋です。普段あまり金貨は出さないんですが…今日はお蔵出し。しかも超ミステリーな1枚をご紹介します!
スペイン・ハプスブルク支配下の南部ネーデルラントで発行された、1602年 イザベル&アルブレヒト金貨(MS-62 単独最高鑑定)
戦時中に、なぜ金貨を?誰のために?──歴史と裏事情を掘り下げます。


商品紹:1602年 ベルギー-ブラバント(公国) 【イザベル&アルブレヒト金貨:80年戦争】MS-62 単独最高鑑定

こんにちは

あまり金貨を出さない店、アメ横のヤバいコイン屋です(品出しすると秒で売れてしまうんです…)


今日はそれでも、お蔵出し。ミステリー漂うこちらの1枚のご紹介をします

コインデータ

  • 国名:ブラバント公国(スペイン領ネーデルラント)
  • 君主名:アルブレヒト7世&イサベル王女(スペイン・ハプスブルク系)
  • 発行年:1602年 ブリュッセル造幣局(ハプスブルク王家直属)
  • 重量:約6.65g(金品位.986 / 現代換算で約5万円の購買力)

表面:二人の統治者立像+ラテン語銘文
裏面:王冠・束ね矢・百合・結び目・植物文様(カトリック的意匠は排除)

八十年戦争と南部ネーデルラント

16世紀末、北部オランダは独立戦争(八十年戦争)でスペインに反旗。
一方、南部ネーデルラントはスペイン支配下に留まるも、金融貴族による実効支配が進行。
アントワープやブリュッセルは王権が空洞化しつつも、貴族ネットワークが裏で動かしていた──そんな中で誕生したのが本コインです。

激レアとされる理由

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このコインの激ミステリーなポイント

365000枚発行中2枚のみしか鑑定されていない?

残存枚数が極めて少ない

▶︎解説していきましょう!
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残存数が極めて少ない=”すぐ溶かされた” ってところがポイント。

このコインを一言で言うなら

【面従腹背】←王家に従ってるように見せて、内心はバカにして利用していた南部の金融貴族たち

まとめ&結果を裏読み:「誰が勝った?」
フッガー家やジェノヴァ系商人は、
スペイン王室の債券を多数握っていた → 南部が破綻すれば損 一方で北部が独立し、VOCが巨大化したことで、アムステルダム・ユダヤ系商人が大勝利
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読みポイント:4つの“面従腹背”

信用操作:
王室を唆して金貨発行させる《実質は金融貴族発行》のコイン。「王権は健在」と一般に見せかけ、短期的に市場心理を安定させる。

反王権的な裏コード:
その貴族たちとは、フッガー家やスピノザ家な彼らは石工ギルドのスポンサーだったり、ジェノヴァの金融ロッジと貿易上の結びつきがあるなど《フリーメイソン╱啓蒙主義とは思想的にも強い縁》
▶︎百合・何かを束ねる結び目・対称文様=秘儀の象徴。逆に、ハプスブルク家なのに”カトリック性皆無”という怪奇…

王権を溶かすプロセスとしての貨幣発行:
王家のサイフで発行した金貨
信用を“金”という実物で演出しつつ、市場流通はさせない貴族たち。
王家が潰れたときの逃げ切り資産化してた

だから”異様なまでに、戦略的に溶かされた”ため、現存が少ない。
▶︎ 当時のブリュッセル造幣局は、名目上はハプスブルクの管理下。でも、実態はアントワープ商業ギルドへと金銀供給ネットが動かしていた

仲間へのサイン:
ゴリッゴリのカトリック王族スペイン・ハプスブルク家領内で、非カトリック的デザインの貨幣。 「オランダ南部は我らのもの」という、フリーメイソン勢にだけ戦局と国の実態が伝わるメッセージ……とも読める

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つまりこのコインが示してるのは

【王権に服従しているように見せながら、実は内側から巣食って牛耳っていた】フッガー家ら”決して前に出ない”金融貴族たち。

グノーシス思想における「偽の創造神(デミウルゴス)に仕えたふりをして、その支配構造を内部から崩す」という、魔術的な教義にも一致! 北部が勝っても南部が勝っても、 金融資本ネットワーク(≒フリーメイソン勢)の大勝利

ってこと!

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どうですか?面白いでしょ? 21世紀の今もなお、信用操作され続けてる 金融市場の原点がここに…

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この記事の要約ポイント3つ

  1. 八十年戦争下、王権の威光を利用した“信用操作コイン”
  2. カトリック性皆無の意匠=裏コード的デザイン
  3. 即溶解され現存極少 → 金融貴族の逃げ資産

引用元
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