打刻がなんとも可愛い1枚を見つけました🥳
舞台は9〜10世紀、ヒンドゥー教がまだアフガニスタンに息づいていた頃。
カブール・シャヒ王朝──仏教・ヒンドゥー・イスラムが交差した
“文明の十字路”で誕生したジタル銀貨です。
コインの表には、シヴァ神の乗り物ナンディ🐃。
裏には馬に乗る騎士🐎。
宗教と地政学がぶつかる境界線の1枚──
古代のモチーフ解読から、祈りと権力のドラマを読み解きましょう✨



🧭カブール・シャヒ王朝とは?
9〜10世紀、現在のアフガニスタン〜パキスタン北部にかけて存在したヒンドゥー王朝。
当時この地はイスラム勢力の進出とぶつかる“文明の最前線”。
彼らは信仰を守りながらも、貿易・戦略・外交の中心地として栄えました。
🐃表面:シヴァ神の乗り物ナンディ
コインの表には、可愛いスタイルの牛ナンディが刻まれています。
ナンディはシヴァの使者であり、願いを神に届ける存在。
ここで注目したいのは、「神そのものを描かない」という東洋的表現。
尊すぎる神は金属(=俗の世界)に直接描かず、
その象徴──牛・三叉矛・太陽円光などで信仰を表すのがこの時代の流儀です🙏
つまりこの1枚、“神を描かずに神を示す”高度な精神性が宿っているんです。
🐎裏面:馬上の騎士
裏には馬に乗る武人。
これはイスラム勢力との緊張が高まる中、
「武による守護」を象徴していたとも言われます。
この二面性──
ナンディ=信仰、騎士=戦い。
まさに祈りと戦いが共存する国のリアルがここに刻まれています⚡️
🔮コインのモチーフは“時代の心”
宗教色の強い時代や地域ほど、モチーフが語る情報は濃い。
「何を信じていたか」「どう死を受け入れていたか」「誰を守ろうとしたか」。
一枚のコインの裏に、民族・信仰・国家のDNAが刻まれています。
投資価値やグレードだけを追う世界より、
こういう“思想の層”を読む方が、ずっと面白いと思いませんか?😉
💭あとがき
資本主義の奴隷になるより、
1000年前の祈りを感じる方が、
ずっとロマンチック。
1枚のコインが時空を超えて、
当時の人々とあなたを繋ぐ。
──そんな瞬間を楽しんでくださいね😊💓
✴️3ポイントまとめ
1️⃣ 表:牛ナンディ=シヴァ信仰の象徴
2️⃣ 裏:馬上騎士=イスラム勢力との対抗構造
3️⃣ 信仰と戦い、祈りと権力が同居した“文明の境界コイン”
引用元

  
  
  
  

コメント