【極楽鳥コイン🦚隠された真実】

03近代

1894年、ドイツがニューギニアを占領したわずかな期間だけ発行された幻の貨幣。
偏愛アイテムの一つとして世界のコインコレクターに人気・高騰中の理由は?
南国の楽園に住む「極楽鳥」コイン、そのトリビアを交えて解説します😎


なぜ高値?人気?

最高額面の5マルク銀貨としては1894年の単年発行、わずか23,000枚の発行
うち約4,000枚は溶解されており、現存枚数が少なく状態が良いものはさらに希少。
歴史的背景・デザインの固有性、「単年・溶解・上位個体が極薄」という事情も相まって、
世界中のオークションで入札合戦が続いています🔥

ちなみに、金貨版はめったに市場に出回らない“超級レア”アイテム😭


そしてなぜ「今」再フォーカス?

2025年はパプアニューギニア独立50周年の節目。
記念特集や新作コインの発行も予定され、
“極楽鳥の系譜”が再び注目を集めています。

ディーラー解説やSNS投稿が増え、ここ数年で人気が再ブースト!

参考: APMEX公式解説(英語)


そもそも「植民地に高純度の貨幣が必要ないのに発行された」理由

それは──極楽鳥という固有種のブランド化戦略

美しい意匠の裏には、羽毛貿易や鉱山資源を支配するための
“金融資本のカラクリ”が隠されていました。

  • 商社が金鉱などの産物を買い付け
  • 「極楽鳥コイン」で支払い
  • コインはドイツ本国へ戻され地金として再利用

🏦つまりこのコインは、現地資源を合法的にマルク圏へ吸い上げる装置だったのです💸

回収された極楽鳥たちは:
❶本国で「額面と引き換え」に回収
❷地金として溶解・再利用
──その一部が今日までコレクター市場に流れ着いたというわけです。


出会ったらチャンス🌈

現存が少ないため、コレクター界隈でも常に争奪戦。
ただし、最初の1枚としては“detail”クラスが狙い目✨

「PNG独立50周年の年に、この価格で買えたんだよなぁ」
──そんな一言を将来言えるような、歴史の象徴を手にしてみては?


おまけ💰資源国・パプアニューギニアの現実

実は今も豊かな資源と農業国でありながら、
独立直後からの赤字国家が続いています。

なぜ?

金・銅などの鉱山利権=リオ・ティント
LNGガス=エクソンモービル
パーム油=カーギル
コーヒー=ネスレ

……と、利益はすべて海外へ流出
その結果、IMFの介入・債務構造の固定化が進み、
いまなお“極楽鳥=楽園アイコン”が観光プロパガンダとして使われ続けています。

美しくも深い、極楽鳥の物語🕊️
投資もいいけど、それだけじゃない“コインの真実”を。


3ポイントまとめ

  • 1894年、わずか一年の発行で現存数はごく僅か。
  • PNG独立50周年を機に再注目、価格上昇中。
  • 美しい意匠の裏に、資源・金融支配の歴史が隠れている。

参照

コメント

タイトルとURLをコピーしました