だけど電気代が家賃並みに高騰中
南アフリカでは、電気代が2008年からの18年間で900%上昇しているらしい。
参考:
https://scgr.co.jp/report/daily/
庶民は家賃ほどの電気代を払い、
上級国民は自家発電を導入。
スラムでは盗電して生き繋ぐ。

電力危機の背景
この背景には、いくつかの構造的な問題があります。
・火力発電の石炭依存(8〜9割)
・1960年代から発電所メンテナンスがほとんどされていない
・国営企業 Eskom の独占事業で中抜きなどの腐敗が横行
・国とズブズブの関係で供給状況が改善されない
(政治的な人事ばかり優遇され、技術者が育たない)
つまりこれは単なる電力問題ではなく、
国家の構造的問題でもあります。
その設計はアパルトヘイト時代から
この構造は、19〜20世紀のアパルトヘイト時代に由来する
南ローデシア時代(セシル・ローズ)からの設計とも言われています。
当時の社会設計は
・電力や水道などの公共財は白人居住区や鉱山事業のため
・黒人労働者は人的エネルギー源
・文明を支えるのは少数の管理者でよい
という思想でした。
セシル・ローズと植民地企業
ブリティッシュ・サウスアフリカ・カンパニーに君臨した
セシル・ローズ。
私企業でありながら、当時のヴィクトリア女王のお墨付きにより
搾取や奴隷貿易
を行った人物でもあります。
白人優位のアパルトヘイト思想は、
当時の貨幣デザインにも現れています。
ちなみに「ローデシア」という国名は、
彼の名前から取られています。

制度は変わっても構造は残る
制度としてのアパルトヘイトは終わり、
黒人が権利回復した21世紀の社会になっても
在地民どうしのヒエラルキー
は社会構造として残っているとも言われます。
その結果の一つが
「永久に直されない電力供給」
なのかもしれません。

社会的共通資本とは何か
本来、
電力や水道といった公共インフラは
社会的共通資本
のはずです。
つまり
みんなのもの。
……のはずなのですが。
日本も、もしかすると
明日は我が身かもしれません。

コインの話
ちなみにセシル・ローズの肖像入りコインも発行されています。
店内のどこかにあるはずなのですが……
店主が大事にしすぎて
どこかで見失ったらしいです。
TLCあるあるですね。



コメント