古代ローマのセキュラゲーム(生贄祭り)とダブルデナリウス

01古代

🏛古代ローマの【セキュラゲーム(生贄祭り)】をテーマにした
ダブルデナリウスが入荷しました。

古代ローマには、
「100年に一度、国の寿命をリセットする」
という思想にもとづき、土地と神々に生贄を捧げる
【セキュラゲーム(Ludi Saeculares)】と呼ばれる国家的祭儀が存在していたとされています。


セキュラゲームの目的と政治的意味

✍️目的
政権による
「私は新時代の始祖である」
という宣言。

セキュラゲームは、単なる宗教行事ではなく、
皇帝の正統性と権威を可視化する
政治的プロパガンダ装置として機能していました。


夜と昼で分かれていた祭りの構成

✍️内容
🌙夜の儀式
神殿周辺で行われる非公開の宗教儀礼。
黒い犠牲獣(羊・牛など)が神々に捧げられ、
宗教色が極めて強い行事でした。

☀️昼の祝祭
市民向けの公開イベントとして、
コロッセウムでの見世物や競技が開催されました。


ライオンと戦ったのは誰か

✍️闘技の構成
① 野生動物との対決(熊・鹿・牛など)
② 専門狩人(venatores)
③ 罪人(damnatio ad bestias)

百獣の王ライオンは、
太陽・覇権・支配の象徴。
「世界の猛獣すら支配できるローマ」
という国家イメージを視覚化する存在でした。


3世紀ローマとフィリップ1世の時代背景

3世紀のローマは、
軍人皇帝時代に入り、国境線は揺れ、
疫病と財政難が国家を圧迫していました。

だからこそ、
国に命を吹き込み、
民衆の意気を高めるための
盛大な祝祭=セキュラゲームが必要とされたのです。

その思想が、そのまま刻まれたのが
このダブルデナリウスと言えるでしょう。


背景を“読む”コインという楽しみ方

背景を思い描きながら“読む”コインは格別。
歴史・宗教・政治が一体となった、
非常に情報量の多い一枚です。

ぜひ店頭でご覧ください。

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